好きな人が同時に何人かできた場合、「どっちのことが本当に好きなんだろう」と迷ったり、「彼氏がいるのに他の人を好きになっちゃった。彼氏に悪いな」と罪悪感を抱いたりしがちです。
ですが、「どちらかひとりに絞ろう」「ひとりだけを好きになろう」とする以外の結論を出す女子も中にはいます。今回は、好きな人が複数名いながら、ひとりに絞る必要性を感じていない女子に話を聞きました。
好きな人が何人もいる女子ケース1 同棲中に他に好きな人ができた
爽子(仮名・26歳)は、バレエの先生をしている細身ストイック美女です。そんな彼女には、3年前から同棲している同い年の彼氏がいます。
爽子に彼氏以外に好きな人ができたのは、同棲を初めて1年が経ったころでした。
「違うクラスを担当しているバレエの先生のことが好きになったんです。彼氏のことは好きだけど、気持ちは抑えられなくて、だから同棲中の彼に正直に告白したんです」。
爽子が「好きな人ができたから同棲を解消しよう」と彼に告げると、彼は意外な提案をしてきたと言います。
「彼は、その人とも付き合っていいから、同棲は解消したくないって言い出したんです。彼は、独占欲が強い方じゃなかったから、私に他に彼氏ができても気にしなかったようで。拍子抜けしましたが、たしかに、考えてみれば彼氏をひとりにする必要って別にないですよね」。
バレエ教師と同棲中の彼、ふたり同時と付き合う関係は今のところ2年続いています。
「私はふたりにちゃんと説明しています。不倫や浮気がダメなのは騙して嘘をついているから。誠実な関係なら、何人彼氏がいてもいいんじゃないかな」。
好きな人が何人もいる女子ケース2 50年愛情が変わらないなんて非現実的
文香(仮名・34歳)は、清楚な見た目の専業主婦です。情熱的な恋愛を経て27歳で結婚、当初はラブラブでしたが、すぐに夫は「恋人ではなく家族」という関係になったといいます。
「そもそも、一緒に住んでいる人に恋心を持ち続けるなんて無理だと思う。30歳前後で結婚して80歳で死ぬとして、50年間、変わらない愛情を持ち続けるなんて絶対無理。恋愛感情は続かない。でも結婚したからってその後一生恋愛できないなんて辛い」。
文香は、30歳のとき同窓会で元彼と再会。以来、ダブル不倫を続けているといいます。
「夫のことも好き。彼のことも好き。どちらも私には必要な存在だから、どちらかを選ぶなんて私にはできない」。
文香の不倫に、夫は全く気がついていないと言います。
「絶対にバレないようにはしてるつもり。それが彼への誠意だと思うから」。
さいごに
今回は、好きな人が何人もいる女性の事例をご紹介しました。
「好きな人はひとりじゃないといけない」。そんな常識を疑ってみることで、より自由に生きられるのかもしれませんね。
今来 今/ライター
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