人は誰しも、「自分の夢を叶えたい」「仕事で第一人者になりたい」「お金持ちになりたい」「世界中を旅したい」「理想の彼氏とラブラブになりたい」など、「こうなったらいいのにな」という希望を持っています。
でも、こういった希望を現実化できる人もいれば、妄想しているだけでまったく現実にはならない人もいます。
この違いはなんでしょうか?
実は、望む現実を引き寄せられるか否かは、意識の使い方によって変わってきます。今回は、望む現実を引き寄せるための意識の使い方について簡単に解説していきます。
潜在意識と顕在意識の違いとは?
望む現実を引き寄せたいのなら、まずは潜在意識と顕在意識の違いについて知っておく必要があります。
顕在意識とは、自分で認識できている自分の意識のことです。たとえば、朝起きて、「今日は眠いなあ。朝何を食べようかな。あ、サンドイッチを作ろう」など、自分の頭で認識できている意識のことを顕在意識と言います。
自分で認識できる顕在意識とは違い、潜在意識は、自分では意識していない意識、つまり無意識のことです。たとえば、朝起きて、朝ごはんをゆっくり食べ、遅刻したとします。
顕在意識では、朝ごはんを作るのが遅れたから遅刻した、と考えるかもしれません。ですが、潜在意識では、「今日、会社に行きたくない」という意識が働いていて、出社を無意識に遅らせている可能性があります。
人間の意識は、意識できないところでたくさん働いており、意識できる意識(顕在意識)は、全体の意識の1割にも満たない、という説もあるほどです。
望む現実を引き寄せたいなら、顕在意識をうまく活用する必要がある
意識の中の9割を占める潜在意識、これをうまく使うことが、望む現実を引き寄せるカギになります。
潜在意識とは自分で意識することができない意識ですが、自分の行動次第で、潜在意識に影響を与えることは可能です。さまざまな方法がありますが、もっとも簡単で効果を発揮しやすい方法は、「アファメーション」でしょう。
アファメーションとは、自分自身にかける肯定的な言葉のことです。たとえば、「お金持ちになりたい、才能豊かになりたい」という希望があったとします。
そうした場合、「私は豊か、私はお金持ち、私は才能がすごくある、私は人々に認められている」など、肯定的な言葉を書いたり、口に出して言ってみたりするのがアファメーションです。
ポイントは、「私はお金持ちになる」ではなく、「お金持ちだ」と言い切ってしまう点です。なる、と未来形で書いてしまうと、お金持ちに憧れている状態が自分の潜在意識に刷り込まれてしまいますが、お金持ちだと言い切ることで、潜在意識に自分は本当はお金持ちなんだ、と刷り込むことができます。
今現在、自分の希望とかけ離れた生活をしている場合、アフェメーションをすることにも抵抗を感じるかもしれません。ですが、毎日行っているうちに、それは自然なことになっていきます。
そして、その自分に馴染んでいく感覚こそが、アファメーションの意義なのです。
これまで、自分には無理だと思っていたことが、自分にはできる、むしろ、そうなって当然である、と思えるようになるのがアファメーションの効果です。
さいごに。潜在意識を活用して望む現実を引き寄せよう
今回は、アファメーションを通して潜在意識に働きかけ、望む現実を引き寄せる方法をご紹介しました。
「自分自身に肯定的な言葉をかけること」は、望む現実を引き寄せるための手段ではありますが、自分がかけがえのない、素晴らしい存在であると思える、という効果もあります。ぜひ、試してみてくださいね。
今来 今/ライター
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