今は社会情勢によって気軽に海外旅行もできなくなっていますが、それまで近年のインドでは、ヨガやアーユルヴェーダ、スピリチュアルの流行により、女性の一人旅も増えていました。
というのも、インドは昔からスピリチュアルな国として、多くのヒッピーや世界的著名人を魅了してきました。ビートルズのメンバーは瞑想修行の為にインドに滞在していましたし、Appleの創業者の一人でもあるスティーブ・ジョブズも学生時代にインドを旅しています。
訪れると人生観が変わると言われる不思議なインドのスピリチュアルのお話です。
インドとスピリチュアル
ヨガやアーユルヴェーダに抵抗はなくても、瞑想やスピリチュアルまでいくと、ちょっと怪しいかも……と感じてしまう人もいるでしょう。筆者もその一人でした。
しかしインドで生活をしていると、スピリチュアルで不思議な出来事というのは日常茶飯事なので、そんなに違和感もなくなりました。
日本や西洋では、スピリチュアルな体験をしたというと「何か特別でスゴイこと」という認識が強いので誤解が生まれやすいのですね。
引き寄せや直感が強くなったり、シンクロニティー、テレパシー、神通力なども、呼吸をするように当たり前に存在するのがインドなんです。
アンマアシュラムで本当にあったスピリチュアル体験
スピリチュアルヒーリングや瞑想などを深く学び、国内外でヒーラーとして活躍している友人女性Nが、南インドにあるアンマアシュラムで体験したお話です。
“アンマ”とは世界で最も影響力のあるスピリチュアルリーダーのことで、一人一人を抱きしめて癒しへ誘う聖者です。
“アシュラム”はボランティアを行うことを条件に、瞑想などが学べる施設です。部屋は相部屋形式。
友人Nもこのアシュラムでスピリチュアルや瞑想について学んでる時に、とてもスピリチュアルな体験をしたそうです。
友人Nのシェアメイトがアンマから秘密のマントラ(真言)を授かる前夜のことでした。
友人Nの夢の中に、シェアメイトとアンマ本人が登場したそうです。
夢で友人Nは、とあるマントラを唱え歩いていました。
朝起きて、夢のエピソードとマントラの内容をシェアメイトに話したN。すると驚くことに、その日にシェアメイトがアンマから授かったマントラと、Nが夢の中で唱えていたマントラは、全く同じものだったそうです。
夢とスピリチュアルの関係
夢と現実は同じもので、夢は潜在意識からのメッセージということは、スピリチュアル世界でよく言われます。
筆者も7年ほど夢日記をつけていたので、夢と現実がつながっているという感覚についてはよく分かります。
インドでは、妊娠中の子供の性別を教えてくれないのですが、妊娠中によく見た夢があります。
いつも夢の中で、少年が道を教えてくれるというものでした。
私は、なんとなくお腹の子だろうと思っていました。
そしたら、やはり生まれてきたのは男の子。今は、息子の存在が私の人生の道しるべのようになっています。
夢も覚えていなければ、メッセージ性を読み解くことが出来ません。スピリチュアルな現象についても同じことが言えます。
自分自身で気がつくか、気がつかないかです。
しかし、スピリチュアルに憧れを持ちすぎて、なんでもスピリチュアルに結びつけてしまうという場合もあるので、常に冷静な判断は必要です。
インド人は天然スピリチュアル!?
インド人は平均的に第六感が優れているように感じます。
インド生活の中で、息子が日本語で「なんでなの?」と質問をすると、近くにいた日本語が分からないはずのインド人が、英語で息子の質問に対して回答してくれることがあります。
このように、インドでは言語の壁を飛び越えてコミニケーションが出来ることが日常的にあります。
テレパシーのようにも思えますが、そんな大袈裟なことではなく、雰囲気を読み取る能力に長けているのかもしれません。
さいごに
スピリチュアルな現象というのは、本当は人間にとって呼吸をするように自然に起こり続けていることなのだと思います。
人間は進化の過程で第六感を失ってしまったと言いますが、失ったのではなく必要がないから使用しないだけ、全ての人間にスピリチュアルな素質は備わっているのです。
インドは、本当にスピリチュアル性の高い国だと思います。
みなさんも、社会情勢が落ち着いたら摩訶(まか)不思議でスピリチュアルなインドを旅して、今まで培ってきた固定概念など壊してみませんか?
(ライター/キタミカ)
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