ソウルメイトという言葉は今、かなりの市民権を得ています。10年前であれば、スピリチュアルな世界を知る一部の人たちだけが扱う言葉でしたが、最近ではファッション誌でも取り上げられるメジャーキーワードとなっています。
特に、「ソウルメイト=結婚相手」という認識が広がっていますが、本当にそうなんでしょうか? というか、そもそも……ソウルメイトって何なんでしょう?
ソウルメイトの定義
ソウルメイトとは、魂の絆を持った縁の深い相手であり、前世でも親しくしていた可能性が高いといわれます。前世で仲良くしていたからこそ、現世でも出会った瞬間から親しみを感じて、「前に会った気がする」とすら錯覚するのです。
そう、初対面なのに「あれ、前にも会ったことがあるんじゃないかな?」と感じる人は、間違いなく前世でも繋がりを持った相手。不思議な懐かしさは、ソウルメイトを見つけるための手がかりとして、見逃せないポイントになります。
そして、ソウルメイトがなぜ特別な存在で、縁が深いのかというと、前世から果たさなければいけない「使命」を持ち越しているためだといわれます。前世で果たせなかった二人だけの課題を、生まれ変わってもう一度取り組み直す必要があるんですね。
ソウルメイトは結婚相手?
結論から述べると、ソウルメイトは結婚相手になる可能性がとても高いですが、必ずしも夫婦になるわけではありません。親友や仕事仲間として仲良くするだけに留まるケースも多いんです。
なぜなら、ソウルメイトと共有する「使命・課題」が、愛にまつわるものであれば結婚できるんですが、そうじゃない場合は、結婚は必然ではないからです。
たとえば……スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、ドリームズカムトゥルーのお二人がソウルメイトだと述べてらっしゃいます。たくさんの人に喜びと感動を与える音楽を作ることが、ドリカムのお二人にとっては果たすべき「使命」であり、そのために一緒にいるのだとすれば、確かに納得。ドリカムが夫婦である必要性はありません。
そのため、ソウルメイトと仕事でコンビを組むとか、お互いの夢を叶えるために生涯の付き合いを持ち続ける、というケースもあるでしょう。
ソウルメイトと結婚しなくても悲しくない!
結婚相手がソウルメイトじゃないからといって、悲しむことはありませんよ。今世、初めて出会うお相手で結ばれる人もたくさんいるのです。
ソウルメイトとの出会いで一番大切なのは、「人生の充実度が高まること」。
生きている意義をしっかりと感じられて、自分の存在価値を高く実感できる点にあるのです。
「生きていて良かった」「これが、私が生きている証」
そんな風に感じられるパートナーが、ソウルメイトです。今世で一緒に果たす課題が愛であっても、愛以外のことだとしても、ソウルメイトと出会って関わり合いを持つことは大事。人生をより良く生きるきっかけになるでしょう。
(沙木貴咲/ライター)
Photo by. Mark Whale
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