結婚資金や老後の不安などなど、お金はいくらあっても“足りる”ということはありません。お金を増やすためには、いかに収入を上げるかがカギとなってきます。
そこで今回は、ビジネス系のメディアでも執筆している筆者が、収入を増やすために必要な考え方とその手段を紹介したいと思います。
企業は給料を上げる気がない?
「収入を上げる」と聞くと、昇進したり仕事で成果を上げたりなどを想像する人も多いでしょうが、現職の収入を上げるということは望めません。
総合人材サービスを展開するマンパワーグループ株式会社が雇用主を対象に実施した調査によると、「人手不足を解消するための戦略」という設問で、最も多かった回答は「教育研修・能力開発の充実」(54%)でした。以降、「学歴・経験などの必須資格の緩和」(36%)、「既存の人材プール以外からの使用」(33%)と続き、「給与の引き上げ」(29%)は3割を下回る結果となりました。
人手不足が叫ばれる昨今において、企業は人材確保のため研修の充実化や雇用の間口を広げるなどの戦略ばかりを掲げ、給与を上げることは重視していません。企業は給与を引き上げることに関して非常に腰が重く、昇進しても結果を残しても収入を上げることはあまり期待できないと考えたほうが良いです。
(参考元:“「人材確保が困難」と回答した日本企業は89%、世界一人材不足感が強い結果に”. 人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ. 2018-08-08. https://www.manpowergroup.jp/company/press/2018/180808.html )
副業をやるメリット
現職の給与アップが望みにくい状況を紹介しましたが、それでも収入を上げる方法は存在します。それは副業をすることです。給与が上がらなくても、収入“源”を増やせば、収入は上げられます。
また、収入を増やす以外にも副業をやる大きなメリットを解説します。それは、「私には副業があるから、こんな仕事いつでも辞めてやる」と収入源が増えたことで会社にしがみついて働く意識がなくなり、健全なメンタルヘルスが獲得できる点です。
収入源が1つだけだと、「クビなったらおしまいだ」と考え、必死に働いている姿をアピールしようと長時間労働気味になってしまうなど、心身ともに疲弊する人は少なくなりません。ですが、副業で稼げるようになれば、そんな不安を抱く必要はなくなり、働くことに余裕が持てるようになるでしょう。
まとめ
これからの時代、1つのキャリアだけでビジネスライフを終えることは難しくなりました。様々なスキルを磨き、様々な人脈を築くことが、収入を上げるためだけでなく、必要とされるビジネスパーソンになるためには必須になってきます。
年功序列で給与が自動的に引き上がっていた時代は終わりました。これからの時代、能動的に働くことが求められるのです。
(高萩陽平/ライター)
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