はじめに
仕事の定時後に「仕事を今日中に終わらせてくれ」と言われたら⋯⋯考えるだけでもイヤだ、という人もいらっしゃると思います。
定時後の仕事の追加は、どのように対応される方が多いのでしょうか。
今回は、筆者が男女に「仕事の定時後に『仕事を今日中に終わらせてくれ』と言われた場合はどうしますか?」とリサーチした結果を元にお伝えします。
その1.「やる」派
「『今日じゃないとダメですか?』と一応聞く。が、多分やる」(30代・女性・IT)
「モヤモヤとした気持ちを感じながらも、素直にやると思います。ただ、何度も続くようだったり、残業手当がつかない場合は、しかるべきところに相談する可能性も」(20代・女性・事務)
「二年間だけ一般企業で働いていたときは、やりました。賃金が発生したので。賃金が発生しない場合は、とりあえず状況確認だけします」(20代・女性・クリエイター)
「泣く泣くやりますが、残業代はキッチリ請求します」(40代・男性・営業)
多分やる、実際にやっている(きた)という意見。
残業をやるとしても、賃金・残業代が出るかどうか、というのは大きな問題のようです。
確かに、サービス残業なのか、それとも残業代が出るのか、というのは、かなり重要な問題になってきますもんね。
そもそも、労働基準法37条に「時間外労働(残業)、休日に労働した場合は割増賃金を支払わなくてはならない」と明記してある以上は、サービス残業自体が違法なのですが⋯⋯それが当たり前の世の中になっていることが、一番問題なのかもしれません。
その2.「断る」派
「急ぎの仕事ならしますが、そうではないなら、翌日ではダメなのか聞くかもしれません」(20代・女性・専門職)
「用事がない・疲れてない・残業代きちんと出る、ならば、やります。それ以外は断ります」(20代・女性・接客業)
「一時間程度で終わりそうなら協力するけれど、それ以上は断る。一度やると上司も顧客も調子に乗るから」(30代・女性・自由業)
「仕事終了後に言われた場合はやらない。終了前に言われた場合はやる」(20代・男性・接客業)
「断りますね。仕事が終わったというモチベーションだと、やる気がないのでやんわり断ります」(30代・男性・接客業)
場合によってはやるが基本的には断る、そもそも最初から断る、といったこれらの意見。
断らずに残業を引き受けることによって、この人は残業してくれて当たり前、と認識されやすいというのはあるでしょう。
残業代の有無以前に、残業すること自体に抵抗がある場合は、最初から断るほうが無難だといえますね。
その3.「臨機応変に」派
「残業代の上乗せがとおるなら、と提案する」(20代・男性・製造業)
「仕事の内容と自分の用事を天秤にかけて、やるか断るかを決めます」(40代・男性・介護士)
いわば「臨機応変に」といった意見。
確かに、自分の希望がとおるかどうか、また、自分自身の予定がそのあとあるのかどうかによっても、状況は違ってくるので、臨機応変に対応できることが理想的なのかもしれませんね。
「20代・30代の頃:『わかりました』と言って、仕事を終わらせるまで頑張る。40代の今:『予定があるので〇〇時までしか残業できません。もっと前もって言ってもらえれば対応できましたが』と言って、できる範囲で対応するが、無理はしない」(40代・男性・事務)
年齢に応じて、対応の仕方が変わった、という意見も。
若い頃はがむしゃらに頑張っていたけれど、今はいい意味で落ち着いた、といったところでしょうか。
まとめ
ちなみに、筆者自身は会社員の経験はなく、アルバイト経験しかないのですが、それでも、いわゆるサービス残業は当たり前のようにしていました。
今では仕事がフリーライターという自由業なので、仕事の定時自体がなくなったものの、予期せぬところで仕事の作業量が増えると、少し焦ってしまうときがあります。
筆者は今の仕事が大好きなので、深夜だろうと時間は関係なく仕事はしますが、それは家で自分のペースでできるから、なのかもしれません。
定時がある形で働いている方は、くれぐれも残業を無理しすぎないようになさってください。
(カナウ編集部)
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