12月3日、ラッキースター木星がいて座からやぎ座に移動しました。木星は1年に一度星座を変えるので、この年末から2020年末までの運勢にはやぎ座っぽさが現れることになります。
しかも、やぎ座には守護星である土星のほかに冥王星も滞在中。影響力の強い3つの星が「トリプルコンジャンクション」する2020年は、いったいどんな運命が訪れるんでしょうか?
トリプルグレートコンジャンクションとは
約20年に一度、木星と土星が重なり合う(同じ星座に入る)ことを「グレートコンジャンクション」といいます。
木星は成長・拡大・発展をもたらし、土星は管理・節制・試練を与える星。この2つの星が寄り添うことで、さまざまな影響があらわれます。具体的には以下のとおり。
・努力してきたものがカタチになり、さらなる発展を望める
・自分の能力を活かしてコツコツ積み重ねてきたものが節目を迎える
・世の中の仕組みが変わる
木星は楽観的なラッキースターですが、土星は試練を与えてしっかりとした土台や実績を作るよう促します。両極端な2星が寄り添うことで、個人レベルだけでなく、社会的レベルでも変化があるでしょう。
今回はそこに、破壊と再生を司る冥王星も集まるのですから、ただでは終わらないはず。多くの人が悲喜こもごもの一年を過ごすことになりそうです。
土星は厳しくも正当な指摘をくれて、冥王星は執着や甘えを容赦なく断ち切る星。
途中で苦しさがにじむとしても、正しい選択を繰り返して諦めなければ、最終的に木星が幸福をもたらしてくれるでしょう。
それが「トリプルグレートコンジャンクション」期だといえます。
2020年はやぎ座っぽさを心がける
今回、トリプルグレートコンジャンクションはやぎ座で起こるため、やぎ座に象徴される変化やラッキーが起きやすくなります。
仕事・収入・ステータスなど、ちょっと堅めなテーマに注目したり、堅実さ・野心・努力・積み重ねていくことを重視したりするといいでしょう。
逆に、仕事や金銭面の向上、物事の土台を作りたいという人は、やぎ座らしさを心がけることが大事です。
・三日坊主にしないでコツコツと地道に続ける
・他力本願にならず現実思考で一歩ずつ進む
・嫌なことから逃げ出さずに向き合う
・うまくいかないことは潔くやめる
・終わったことに未練を残さない
こうしたことを意識すると、トリプルグレートコンジャンクションの恩恵を受けやすくなるでしょう。
曖昧さを嫌うバッサリ派、冥王星に注目!
星占いに詳しい人でも、冥王星をうまく言い表せる人はなかなかいないかもしれません。
太陽系最遠の星が司るのは「破壊と再生」。それを聞くだけでもちょっと怖いのですが……実際に冥王星は容赦なくバッサリ断ち切ることが得意です。
モタモタしていたことやイマイチ感が漂うことが、あっけなく終焉を迎えるかもしれません。
冥王星の手にかかれば、我慢が必要なことや惰性で続いているものは、未練を残す余地もなくピリオドが打たれるのです。
腐れ縁、ギクシャクした夫婦関係、情と惰性で続く仕事、昔から続いているというだけの古いしきたり……こうしたものは今後一年内に整理される可能性があります。
逆に、迷い続けて「どうしたらいいかわからない」と思うことがあるなら、決断せざるを得ない状況になるかもしれません。
いずれにしても、トリプルグレートコンジャンクション期でズルズルダラダラ……はNG!
ダメだと思ったら潔く判断しましょう。
2020年に後悔を残さないために
「あの時、こうしておけばよかった」という後悔をしても、タイムマシンで戻ってやり直すことはできません。
時間はつねに流れて、運勢もどんどん移り変わっていきます。上手に運気の流れを汲んで行動することが開運のカギになるでしょう。
2020年3月半ばまでは、多少厳しめのことがあっても「土星がガンガンつついているな」と思ってください。何があっても逃げずにしっかり向き合うことが大事です。
仕事でも恋愛でも、ここで終わるものは追わずに受け入れるといいでしょう。
3月半ばから7月上旬までは、自分らしさをつきつめていくと良さそう。今後の人生で武器になるものを見つけると、その後が生きやすくなるかもしれません。
夏以降は、自分の才能や個性をどうやって仕事に落とし込んでいくか、社会的にアピールすればいいのかを考えてみては?
トリプルグレートコンジャンクション期は、2020年12月20日から始まる「みずがめ座木星期」へつながっていきます。この一年だけでなく、スムーズな生き方をずっと実現するためにも、上手に星たちの動きを活用しましょう。
(沙木貴咲/占い師)
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